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2021年1月23日土曜日

北米大陸オートバイ旅行-2005年7月28日

2005年7月28日(木)

  8時起床。身なりを簡単に整え、フロントの隣にあるレストランで朝食。今日はスクランブルエッグとハッシュブラウン、そしてトーストとまあまあ豪華な食事だ。これが宿代に込みであるのであれば、38ドルは高くはない。コーヒーは飲み放題だったが、1杯で終わりにする。普段コーヒーなんて飲まないから。

 朝食が終わり、シャワータイム。今日は去年の夏に買って以来、一度も洗っていなかったグローブをシャワーを浴びながら洗う。グローブをはめたまま、石鹸をつけ擦ると、黒い液体が流れてくる。ああ、1年分の汚れが黒い液体となって流れているのであろう。逆にグローブは白くなった。全然洗っていなくて、真っ黒になっていたので、原色を忘れてしまっていた。そういえばそんな色だったか。

 9時前にチェックアウトを済まし、出発。グローブは濡れたまま装着。風で乾くだろうという計算だ。だが、昨日に比べると高速を走っていて、暑いとは思わない。太陽光線があまり強くないのだ。グローブは乾くであろうか。
 心配とは裏腹に、グローブは1時間ほどですっかり乾いていた。

 朝食を宿で済ませられたのに、11時過ぎにはお腹が減ってきた。何を食べようか迷ったが、結局Taco Bellを食べる。だが、食べた時間は14時過ぎ。探しているうちに、3時間も過ぎていた。
 Taco Bellでペプシを飲み、タコスが出てくるのを待っていたが、ペプシをがぶ飲みしたため、タコスが出来上がった頃にはお腹がふくれていた。

 16時ちょっと前にワシントンDC近くまで来たのだが、それから渋滞。1台すり抜けをしているバイクを見て、僕もすり抜けたい気分になったが、そんな気持ちを抑える。ひたすらローギアで、クラッチを離したりつなげたりする作業をこなすだけ。そんな渋滞も30分くらいで抜ける。渋滞はDC中心部に向かうものではなく、郊外へ行く車が原因だったようだ。DC中心部に入ると、また混雑し始める。これは信号による混雑だ。国道1号線を北上し、K Streetを右折。目指す宿は11st Aveにある。ワシントンの住所は国会議事堂を中心にできてる。国会議事堂に近い通りほど、若い数字かアルファベット。慣れれば非常に簡単な仕組みだ。

 16時半頃にチェックイン。一泊税込み29ドルと安くは無いが、朝食込みなので、まずまずだと思う。部屋に行くと、まだ誰も使っていない様子で、ガラーンとしていた。荷物を置き、ジャケットを脱ぎ、ロッカーに入れたら、今度は駐車場探しだ。一応宿に人に聞くと18時からは無料と事だが、あと1時間ちょっとある。変な所に停めて罰金になっても困る。ヘルメットを持ち、外出。


 宿の周りを回ったが、適当な場所が見つけられなかった。K Streetのある一角にバイク数台が停まっているのを発見。そこに置くことにする。 

 バイクを置き、南に向かって歩くとホワイトハウスへ行く道へぶつかった。どれどれ、ホワイトハウスはどんな感じなんだろう。柵の外から見るホワイトハウスは意外に小さく見えた。あそこで数々のドラマが作られたのかぁ。モニカ・ルインスキーのこともチラリと脳裏をよぎる。

 ホワイトハウスを去ろうとしたときに、警備員がホワイトハウス前から人を退去させていた。どうやらお偉いさんがホワイトハウス前を通過するようだ。15分くらい待ったであろうか、やっと黒塗りの車が出てきて、サーッと目の前を通り過ぎていった。ちらっと見た感じ普通の女性だったが、観光客を退去させるという事はやはりお偉いさんなのであろう。もし日本でも有名な長官とかだったら、もっと警備が厳しいだろう。

 それからワシントン記念塔へ行く。確かに上3分の2と下3分の1の色が違う。建設中断の跡だ。記念塔からリンカーン記念堂を見るとフォレスト・ガンプで見た四角い池が望める。良い風景だ。

 宿に戻り、夕食。だが、近くに食べる所がなさそうなので、スーパーに行き、食料調達。タイ式のインスタント麺と日清カップヌードル、ドリトス、ビールを購入。

 宿に泊まっている日本人に声をかけ情報を得る。やはり今、ホワイトハウス見学はないそうで、ほかの所のセキュリティチェックも厳しいらしい。

 宿にてKey Westで会ったイトウさんにまた出会う。かなり黒くなっていて、一瞬見違えるほどであった。

 それからこちらで大学に通っている日本の方とも話をした。こちらの大学の学費って本当に高いもんですね。奨学金がなかったら、僕は行けないであろう。いや、その前に英語力が無いか。。。

 結局、10人部屋に僕一人。怖いような、ラッキーなような。

本日の走行距離: 329マイル(526.4㎞)
総走行距離:7,256マイル(11,609㎞)

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