2005年7月31日(日)
7時50分起床。簡単に身支度を整えて2階のダイニングルームへ向かう。マフィンはチョコレート味で意外においしかった。昨日、一昨日のよりは断然おいしい。コーヒー飲み放題は2杯だけにしておいた。あんまりがぶがぶ飲んで胃が悪くなっても馬鹿みたいだし。
チェックアウト時のフロントは結構忙しそうだった。しかもチェックアウトする人、している人が6人以上フロントの前にいたのに、スタッフは1人のみ。さっさ、さっさっと事務処理をこなしてくれればいいのだが、そんな事を要求するのは無駄なのかもしれない。5分以上待たされて、チェックアウト。ようやく9時出発。
ワシントンDCの道はすぐに抜けられた。高速もすぐに見つけられ、一気にボルチモアまで行く。ボルチモアで海底トンネルをくぐる。普通の道を走ってもいいのだが、この海底トンネルを利用すると距離が縮められる。料金は2ドル。背に腹は換えられぬ。
ボルチモアを過ぎ、今度は大きな川を渡らなければならないのだが、ここもまた有料。今まで走ってきた95号線を一旦下りて、一般道を走る。地図では無料だからだ。
ところが、橋にさしかかろうとしたら料金所が・・・・・。ゲゲッ、しかも5ドル。なんて高いんだ。こんなに高いなら95号線下りずに走った方が良かったのかも。後悔しても仕方ない。一般道でも料金を取られるという事を学んだ学費だと思えば良いさ。
フィラデルフィアで昼食。Wendy'sだ。ハンバーガーにポテトと言うのも良いのだが、今日はポテトをシーザーサラダにチェンジ。お値段が4ドルくらいが5ドル強とお高くなっているものの、野菜が食べられるのであれば、出し惜しむわけにはいかない。天然の繊維、ビタミンを摂取でき、体が軽くなったように思うのは気の持ちようだと思う。
今日の宿泊先はK氏(今の妻である)の親戚のC氏邸になった。海外で不自由しているのだから、こういうコネはなるべくあった方が良いに決まっている。多少気を遣うかもしれないが、貧乏旅行なので、ありがたい。
次の宿泊代が無料の所はロサンゼルスかもしれない。中国(大陸)人の友人が「来い、来い」と言うので、行くしかないでしょう。
フィラデルフィアを過ぎ、次の大都市はもうNY。一応ニューアークとかあるのだが、距離的にはもうフィラデルフィア~ニューヨーク間なんて隣のようなもんだ。しかし、実質的には結構時間がかかるものだというのが、すぐにわかった。
Holland Tunnel手前で大渋滞。またしてもすり抜けをしているバイクがなかったので、1時間くらいかけてやっと料金所にたどり着く。6ドルと書いてあったので、6ドル渡すと1ドル返ってきた。どうやら、バイクはちょっとだけ安いみたいだ。
料金所を抜けて、飛ばせるかと思ったら、トンネルの中も渋滞。ここはノロノロ運転。2、3分かかって通過。この2、3分のために、1時間も並び、5ドルもかかったのである。もうバイクでニューヨークなんかに来ないぞ。
マンハッタン島に入ったら、道路の状況が悪くなった。デコボコ道が多すぎるのである。ちょっとでもスピードを出すと、飛び跳ねてしまう。かと言って、ゆっくり走れない。周りがガンガンスピードを出すからだ。
飛び跳ねながら、やっと本日の宿泊先に到着。C氏に電話をして、無料の駐車場所を教えてもらう。そこには2、3台バイクが停まっていた。そのバイクの近くに駐車。ニューヨークの駐車代はとんでもなく高いそうだ。確かに街中で見たのは「3時間12ドル」とか「1時間5ドル」とかいう看板だ。
C氏邸はまるでホテルのような感じの「超」をつけても良いくらいの高級マンション。1階のセキュリティに本日宿泊の旨を伝え、エレベーターであがる。思ったとおり、部屋の中も、映画に出てくるような素晴らしい眺めの部屋であった。こんな高級なところに、貧乏人が宿泊するのは何だか、気が引ける。身分不相応だ。
シャワーを浴びさせてもらい、一人でセントラルパークへ向かう。中学の時の英語の教科書に載っていた「ストロベリー・フィールズ」へ行くためだ。今でも覚えているのは「When spring come, Nancy visits strawberry fields. It is in Central park in New York City.・・・・」というくだりだ。あれからもう10年以上経って、やっと今日訪れることができたわけである。
ただ記念碑自体はひっそりとしていたが、教科書で学んだものが自分の目で見られたことに、喜ぶ。
夕食はC氏と一緒にSOHOにある雰囲気の良いレストランなのだが、今日はお客がかなり少なく、C氏は気まずそうな顔をしていた。いえいえ、そんな顔しないでください。連れて行ってくれるだけでもありがたいのですから。しかもご馳走にまでなって・・・・。ありがとうございます。
帰りは地下鉄に乗って帰る。22時過ぎに到着。
23時にベッドに横になり日記を書いていたのだが、いつの間にか寝ていた。確かに昨日は3時に寝て、今朝8時前に起きたのだから、眠いはずである。
総走行距離:7,517マイル(12,027km)
当時走行したルートと異なる可能性があります