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2018年2月7日水曜日

北米大陸オートバイ旅行-2005年7月22日

2005年7月22日(金)

 8時過ぎに起床。9時にはもう出発。目指すはセブンマイル橋近くの海岸。今日はノーヘル、ランニング、海水パンツの格好で走る。(あとで聞いたのだが、保険がない人はヘルメット着用が義務づけられている。僕は海外旅行保険があるので、ノーヘルでも大丈夫だと思ったのだが、どうやら海外旅行保険ではあまり良くないらしい)

 来る時に結構いいビーチを見たので、そこに行こうとおもったが、なかなかたどり着けない。結局30マイルくらいKey Westから離れた所のセブンマイル橋のすぐ横のビーチで日焼けを楽しむことにした。人気(ひとけ)が少なく、海水も非常に澄んでいる美しいビーチで、3時間くらい過ごす。

  お腹が減ってきたので、またKey Westに戻る。今日は何を食べようか考え、地球の歩き方オススメのPepe's Cafeに行って、店に入るも、一人じゃ入れない雰囲気だったので、すぐにドアを開け出る。
 お腹がだいぶ空いていたのだが、迷いに迷い、今まで食べてこなかったファーストフードのWendy’sで食べることにした。非常に空腹だったので、ビッグサイズを注文。たらふくフライドポテトを食べ、いい感じにお腹がいっぱいになった。

 お腹がいっぱいになったら、今度は近くにあるスーパーへ行き、チェーンオイルを購入。ジョージア州辺りからチェーンの音がシャラシャラするので、気になっていた。5000マイルも走っているからチェーンが伸び始めてきたのかな?と思ってチェックしても、あまり伸びていない。たぶんインディアナ州にいる時の豪雨で、チェーンオイルが流れてしまったのであろう。
  そうそう使うものではないので、一番小さいサイズのチェーンオイルを購入。税金込みで3ドルだ。まぁ、次また使う機会があるであろうから、高くはないと思う。

 宿近くの浜辺へまた行く。ここのビーチに人は思ったほどおらず、木の下で2時間ほど睡眠を取る。波があまりないので、「ザブーン」という波の音は聞こえないが、ジェットスキーのエンジン音はどこからとなく聞こえてきていた。ここでの睡眠、非常によかった。今度は、本でも読みながら過ごしたいものだ。

 宿に戻り、バイクをちょっとだけ洗車。久しぶりの洗車にRebelもうれしそうだ。だが、汚れが意外にも頑固で、そんなにきれいにならなかった。やっぱりタオルがあったほうが洗車しやすい。洗車のついでにチェーンに油も注す。やっぱりチェーンのオイル切れの音だった。油を注したら全然音がしなくなった。ああ、もう少し早い段階で注すべきだったのであろう。

 オイルを注した後、アメリカ本土の最南端Southernmost Pointへバイクで行く。ここで写真を数枚撮るが、バイクが入った写真を撮りたくて、バイクを停めて、パシャリ、パシャリと撮り、足早にその場を離れ、カメラをケースに収納。

  と、ここで後ろを振り向くと、白地の車が僕のバイクにぴったりとくっついているではないか。パトカーだ。中にいる警官はただ車内の機械をいじっているだけで、僕に停まれだの、バイクを降りろだの言ってこない。確かに、僕が写真を撮った場所は駐車禁止ではあるものの、停車に関してはOKの場所だ。(縁石の黄色い線は駐車禁止の意味。)だから、切符は切られないはず。だとしたら、もしかしてノーヘルに関してか?いよいよ心配になってくる。

 恐る恐るバイクを発進させるも、パトカーは動かない。このまま進んで距離がだいぶ離れた所になってもパトカーは動いた気配はない。さて、どうなることやら。もしかしたら最南端で撮った写真が1枚数百ドルの写真になってしまうかもしれない。

後ろに見えるのが最南端の目印

 最南端の場所から一旦バイクを置き、今度は国道1号線最南端へ行く。ここが1号線の終着点である。

標識が0マイル
一番上に「END」と書いてある。
 起点でもあり終着点でもある。

 昨日からここKey Westに訪れて気がついたのだが、僕が日本で使っているスクーターの「Scoopy」。なんとここでも見ることができる。レンタル用に貸し出されているものが殆どであるが、なんだか親しみのあるスクーターである。アメリカでは「Metropolitan」という名前で発売されており、若干デザインが違う。
Metropoitan という名前らしい。

 
過去に私自身が乗っていた赤のスクーピーを発見

市街地はこんな感じ。

郵便ポストが可愛かった。

 宿に戻り、バックパックの中に3週間も入りっぱなしのインスタントラーメンを宿の台所で作る。作っている間、ずっとアメリカ人のおじさんが日本を訪れたことについて、話しかけてきた。日本はいいところだを連呼していた。よっぽど気に入ったのであろう。まぁ、僕も日本や台湾でアメリカ人にあったらアメリカはいい所だと言うであろう。

 また別のアメリカ人は「神戸牛は最高だ。アメリカでは味わえない味だ」とえらく感動していた様子。しかも食べたのが20年くらい前の話だが、今でも食べたがっている。よっぽど気に入ったのであろう。

 宿の中庭で飯を食っていると日本人らしき人がカップラーメンを作って別のベンチで食べ始めた。勇気を持って「日本の方ですか?」と話しかけるとやっぱりそうだ。イトウさんという小さな新聞社で働いている人だった。6週間の長期休暇をとってバス旅行をしているそうだ。僕と反対のルートで、シアトルから入り、サンフランシスコ、LAなどへ行き、今中間点のKey Westにいるそうだ。これからはワシントンDCに行って、NY、ナイアガラ、シカゴ、そしてシアトルへ戻るそうだ。若干僕のスケジュールと重なる。もしかしたら、ワシントンDCのユースホステルでまた会うかもしれない。

 23時くらいに別の日本人女性が話しかけてきて、スペースシャトルの発射が今度の火曜日26日に行われるそうだ。スペースシャトルの打ち上げなんて、なかなか見られないので、Kissimmeeに火曜まで滞在しようか今非常に迷っている。

 結局24時前に明日二人とも早いということで、話をお開き。さっきの日本人女性はどこかへ出かけたようだ。

本日の走行距離: 96マイル(153km)
総走行距離:5616マイル(8985km)

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