2005年7月12日(火)
9時半起床。雨は降っていなかった。だが、一応上下のレインウェアは着ておいた。宿を出てしばらくするともうインディアナ州だ。インディアナ州に入ってすぐに案内所があり、Motelのクーポンをもらい、ベンチで一番安い宿を探す。「Travelodge」というのが安くてネットがつなげられる宿だ。37.99ドル。いいんじゃない?ここを今日の宿に決めて、コースもついでに考える。高速だけ走るのも味気ないので、74号線を降り、Lebanonで65号線に乗るルートにして、高速に戻る。
ガソリンはまだ半分以上残っていたので、給油せずにインディアナポリスに向けて走る。天気予報であれだけ雨が降るといっていたのに、降っていないのは些か変な気持ちだが、向こうの空を見ると黒い雲が見える。あと1、2時間も走れば降るなぁ、と思いCovingtonという所で給油ならびにブーツカバーとバックパックのカバーをかけて、雨に対する準備万端。準備が整った所で、雨がかなりザーザー降りになってきた。ガソリンスタンドの人がとてもフレンドリーで「ここで暫く休んでいったら?」と言ってくれた。休んでも良いのだが、恐らくこの先もザーザー降りになるであろうと思い、結局休まず高速に戻った。
予感は的中。Covingtonを出て暫く走ると雨がまったく降らなかった。が、インディアナポリス付近の65号線に入ると、100m先が見えないくらいに大降り。雨粒が身体に当たって痛い。痛いと言うと大袈裟だが、うたせ湯みたいな感じだ。
バイクでの雨天時走行は非常に怖いが、トラック、乗用車はそれほどまでの恐怖感というものがないのであろう。バイクは一つミスをすれば、後続の車に轢かれて、即死亡。だが、鋼鉄で囲まれた自動車であれば、運良ければ無傷だ。そんな気持ちを知ってか知らないでか、僕を追い抜く車の中から陽気に手を振ってくる人がいた。僕が感じている恐怖を少しでも分けてあげたい。
そんな大降りの中を10マイル(16km)程進むと宿の看板が見えてきた。121番出口を出てすぐにあるところだ。アメリカの高速の出口は名前と番号を使っている。名前は地名なのだが、番号は距離を表している。州の端から1マイルずつ数えていき、例えば18マイル目のところに出口があったら18番出口となるわけだ。
宿のクーポン券には「High Speed Internet」と書いてあったのに、結局ネット接続不可。フロントに聞いてみると「クーポン券にはそう書いてあるけど、今後使えるようになる」となんとも怪しい答え。まあいいさ。日本だったらクレームの1つや2つ言うけれど、ここはアメリカ。英語に自信があれば別だが、泣き寝入りするしかないのかな。まぁ、泣くほどの大袈裟なものではないが。
さて、今日はインディアナポリス最大のみどころ、Indianapolis Motor Speedwayへ行く。毎年5月にインディ500という自動車レースファンには欠かせないイベントで、アメリカモータースポーツの聖地と言っても過言ではないであろう場所だ。ちなみに世界3大レースとはインディ500とル・マン24時間耐久レースと、そしてモナコGPである。モナコのコースも歩いたし、今日はインディ500にも来たし、あとはル・マンのコースに行けば、3大レースの地を訪れたことになる。
博物館の中には数々の歴代勝者の自動車が飾ってあって、モータースポーツファンには堪らない場所だ。ただ大きさ的には学校の体育館と同じかそれよりちょっと小さいくらいの場所なのだが、それでも僕にとっては3ドルと言う金額が安く思えるくらい充実していた。価値観というものはこういう時によく理解できる。自動車に全然興味がない人がここに来て3ドル払っても高いと思うが、僕にとっては10ドルでも十分価値のあるものだ。
モータースピードウェーへはフル装備で行かなかったので、足元や首筋が結構濡れていた。16時にもう宿に戻った。今日は昨日書かなかった日記と今日の日記を書かなければならない。
夕食は近くにあるSubwayでフルサイズのサンドイッチ。5.71ドルと安くはないが、GSでコーラを買い、宿の部屋でテレビを見ながら食べる。贅沢とは決して言えないが、非常にリラックスした気分で食べられたので、非常に満足。
次の宿はどこにしようか。ケンタッキー州かテネシー州になると思う。その後、予定には無かったが、アトランタに行くかもしれない。ガイドブックを見るとアトランタはコカコーラ発祥の地だとか。コカコーラ好きとしては行かないわけにはいかないが、コースより逸れているので、行こうか行くまいか迷っている。ああ、どないしよ。
インディアナ州に入って直ぐのRest Area
ガソリンはまだ半分以上残っていたので、給油せずにインディアナポリスに向けて走る。天気予報であれだけ雨が降るといっていたのに、降っていないのは些か変な気持ちだが、向こうの空を見ると黒い雲が見える。あと1、2時間も走れば降るなぁ、と思いCovingtonという所で給油ならびにブーツカバーとバックパックのカバーをかけて、雨に対する準備万端。準備が整った所で、雨がかなりザーザー降りになってきた。ガソリンスタンドの人がとてもフレンドリーで「ここで暫く休んでいったら?」と言ってくれた。休んでも良いのだが、恐らくこの先もザーザー降りになるであろうと思い、結局休まず高速に戻った。
予感は的中。Covingtonを出て暫く走ると雨がまったく降らなかった。が、インディアナポリス付近の65号線に入ると、100m先が見えないくらいに大降り。雨粒が身体に当たって痛い。痛いと言うと大袈裟だが、うたせ湯みたいな感じだ。
バイクでの雨天時走行は非常に怖いが、トラック、乗用車はそれほどまでの恐怖感というものがないのであろう。バイクは一つミスをすれば、後続の車に轢かれて、即死亡。だが、鋼鉄で囲まれた自動車であれば、運良ければ無傷だ。そんな気持ちを知ってか知らないでか、僕を追い抜く車の中から陽気に手を振ってくる人がいた。僕が感じている恐怖を少しでも分けてあげたい。
そんな大降りの中を10マイル(16km)程進むと宿の看板が見えてきた。121番出口を出てすぐにあるところだ。アメリカの高速の出口は名前と番号を使っている。名前は地名なのだが、番号は距離を表している。州の端から1マイルずつ数えていき、例えば18マイル目のところに出口があったら18番出口となるわけだ。
宿のクーポン券には「High Speed Internet」と書いてあったのに、結局ネット接続不可。フロントに聞いてみると「クーポン券にはそう書いてあるけど、今後使えるようになる」となんとも怪しい答え。まあいいさ。日本だったらクレームの1つや2つ言うけれど、ここはアメリカ。英語に自信があれば別だが、泣き寝入りするしかないのかな。まぁ、泣くほどの大袈裟なものではないが。
当時の名前は「Travelodge」。
またも名前が変わってしまっている。
しかも最新情報(2018年1月)では
「Classic Eyebrows」というお店になっている
しかも最新情報(2018年1月)では
「Classic Eyebrows」というお店になっている
Speedwayの入り口。
Indianapolis Motor Speedwayの駐輪場にて
駐輪場と言ってもコース内に止めてあった バイクは
恐らく僕の1台のみだった
恐らく僕の1台のみだった
レース当日は観戦者で埋め尽くされるのであろう
地面にもロゴがあった
博物館の中には数々の歴代勝者の自動車が飾ってあって、モータースポーツファンには堪らない場所だ。ただ大きさ的には学校の体育館と同じかそれよりちょっと小さいくらいの場所なのだが、それでも僕にとっては3ドルと言う金額が安く思えるくらい充実していた。価値観というものはこういう時によく理解できる。自動車に全然興味がない人がここに来て3ドル払っても高いと思うが、僕にとっては10ドルでも十分価値のあるものだ。
モータースピードウェーへはフル装備で行かなかったので、足元や首筋が結構濡れていた。16時にもう宿に戻った。今日は昨日書かなかった日記と今日の日記を書かなければならない。
夕食は近くにあるSubwayでフルサイズのサンドイッチ。5.71ドルと安くはないが、GSでコーラを買い、宿の部屋でテレビを見ながら食べる。贅沢とは決して言えないが、非常にリラックスした気分で食べられたので、非常に満足。
次の宿はどこにしようか。ケンタッキー州かテネシー州になると思う。その後、予定には無かったが、アトランタに行くかもしれない。ガイドブックを見るとアトランタはコカコーラ発祥の地だとか。コカコーラ好きとしては行かないわけにはいかないが、コースより逸れているので、行こうか行くまいか迷っている。ああ、どないしよ。
総走行距離:3670マイル(5906km)