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2018年1月8日月曜日

北米大陸オートバイ旅行-2005年6月29日

2005年6月29日(水)

  5時半起床。昨日の夜中2、3時であろうか、向かいのベッドにいた西洋人2人組みがガサゴソと荷物を整理し、チェックアウトしていった。これが相部屋のデメリットであろうが、僕は気にならない。

 朝食は6時からだということで、6時に朝食をとろうとするも、朝食が入っているかごにはリンゴとオレンジと生卵しか入ってなかった。時間もなかったので、リンゴだけかぶりついて出発。今日は前日の教訓を生かし、レインウェアをジャケットの下に着て移動。これがなかなかの効果だ。寒いことは寒いが、我慢できるくらいだ。

 高速道路に乗って一気に北上。初高速である。なるほど、確かに給油や宿の案内標識が走っていると見られる。無料だから降りて、そういう場所に行くんだなぁ。日本のPAが一般道につながっているような感じと言えば良いのであろうか。まぁ、これは本当に独特の雰囲気のものだと思う。

 途中、高速道路でガス欠。でもすぐにリザーブにして、復旧。怖いな。高速でガス欠なんて。でもこれで1ガロンで70マイル走ることが分かった。 本日も給油。タンクに3.9ガロン入ると思っていたため、レジに行って、「3ガロンください」と言ったら、店員「3ガロン入るかどうかわからないから、満タンになったら支払って」と言われた。で、実際に入れてみれば、2ガロンしか入らない。僕の記憶違いであった。ちなみに1ガロンで70マイル走ることができる。

 ボーイング工場はエベレットというシアトルより更に北にあるところだ。高速5号線を降りて、別の高速に入って、3.5マイル行くと、右手に大きな建物が見えてきた。よく見ると「BOEING」と書いてある。本当に大きい。工場の数値とかはまた後ほど書くにして、「Tour Center」という出口を出て、案内どおりに進むと、到着だ。9時からのツアーで、7時45分についてしまった。


Tour Center入口

 ツアーは1時間10分だが、飛行機好きにはたまらないところである。写真撮影が禁止されているので、写真は一切撮れないが、僕の脳裏に焼きついたのは確かだ。写真が撮れないから、一生懸命記憶しようとしたおかげであろう。もし写真撮影が許可されているのであれば、ここまで焼きついていないと思う。

 帰りは高速を使わず、州道99号線をひたすら南下。途中でタコスのお店がいくつかあったので、「Taco Time」というチェーン店だと思うファースト・フードでタコスを食す。味は、思ったよりおいしくなかった。まぁ、本場メキシコに行ったら、もっとおいしいのが、安く食べられるんでしょうね。楽しみだ。

初タコスであったが、それほどではなかった

 シアトル市内に入り、宿に戻る。すると登山しにアラスカまで行った日本人と同室になる。この人から色々と節約のアドバイスをもらった。 例えば、登山家は荷物や食費を減らすためにインスタントヌードルを食べるというのだが、それだけでは栄養が足りなくなってしまうのでビタミン剤等を服用するとよいとのこと。こういう交流があるからドミトリーは良いなと思う。それからチャイナタウンとかがある市街地の南の方へ歩いて行ってみる。今日はもうバイクには乗らないつもりだ。

 ウワジマヤというスーパーに紀伊国屋があり、そこでちょっと立ち読み。アメリカ全土が載っている詳細地図が11ドルくらいで売っていて、買うか買うまいか考えた末に、結局買わないことにした。昨日もらったAAAの地図で十分だろうと思ったからだ。迷ったら、聞けば良いんだし、無駄金は使わないようにしたい。それにサイズがA3くらいのサイズで、持ち運びに不便だと思ったからだ。


日本食材だけでなくアジア食材も豊富。

 夕食は宿が無料で提供してくれるものだったが、まぁ、無料でしょ?と期待していないでコモンルームで待っていたら、なんかすごい良い匂い。なんとスパゲティーにラザニア、サラダなどが出ているではないですか。タダ飯はたくさん食べるに限る。
ピントがぼけてしまっていますが、
これが無料の晩御飯。
貧乏旅行者にとってはありがたいサービス。

 夕食後、椅子に座りながらボーっとしていたら韓国の女性が「Are you Japanese?」と話しかけてきた。ソウル大学に通う李さんという人で、とても頭がよさそうな人だ。それに申さんという日本に住んだことがある男性も加わり、韓国語、日本語、英語で会話をする。

 結局寝たのが2時過ぎ。よかった、明日は別に早起きしなくてもいいのだから。



本日の走行距離: 113.5マイル(182.6km)
総走行距離:176マイル(283.2km)

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