2005年7月16日(土)
8時半起床。ここのユースはドーナツとコーヒーが無料だ。だが、提供時間は8時から9時までと短い時間だけだ。起きてすぐに食堂へ行くも、何も用意されてなく、一旦荷物整理をし、9時前に再びダイニングルームへ行くと、用意されていた。甘いドーナツであったが、無料であるならば、贅沢は言っていられない。
Rest Areaでバイクのシートに跨りながら、地図を見ていると「これ、Rebelでしょ?いつ買ったの?」と聞いてくるおじさんがいた。おお、Rebelを知っているおじさんがいるのにはびっくりしたが、このおじさん、古いモデルのRebelを持っていて、今のRebelとの違いを教えてくれた。おじさんが買った頃のはリヤタイヤが前輪と同じように細いものだそうだ。今のは、かなり太くなっていて安定するようになったと思う。他にも現地人男性が陽気に「Hey、これ、1ガロンでどのくらい走るんだい?」とか「これからどこに行くんだい?」って聞いてきたりした。こういう何気ない人とのコミュニケーションというのはアメリカ旅行での楽しみの一つでもあると思えるようになってきた。僕がもっと英語が上手だったら、もっと楽しい旅行になっているであろう。
Rest Areaを過ぎてMaconというところでひとまず給油。ここも先払いで、4ドル分、購入。給油が終わったら、今度は高速を使わずUS-80という一般道をひたすら走る。かなりの田舎道で、交通量はそんなに多くなかったが、対向車線は若干多かったように思えた。
サバンナへ程近いStatesboroという所で給油とかなり遅い昼食。もうすぐで15時になろうかという時間にやっと昼食。またしてもマクドナルド。
17時ちょっと前にサバンナ(Savannah)へ到着。どうしてガイドブックにも載っていないサバンナへ来たかというと、以前日本語を教えていた時の学生のシュさんの彼氏がここサバンナに住んでいて、おしゃべりしているうちに「じゃ、アメリカで会いましょう」という話になり、今回訪れるに至った。
この彼氏さんは日本人で、同じ埼玉に住んでいる。彼は埼玉真ん中のK市、僕は西部のK市。そんな同郷の人と、初対面ではあるものの、アメリカ、しかもあまり有名ではないサバンナという町で会えるのは何とも不思議な感じだ。
シュさんの彼氏であるヨウさんはこちらで映画を勉強しており、自分の夢に向かって一生懸命進んでいる人だ。僕の夢はバイクで世界を回ること。彼は映画作成。同じ夢でも、スケールが違う。僕の方は他人に与える価値も感動も何もない。だが、映画は人を喜ばせ、悲しませ、泣かせ、考えさせ、感動させ、、、、、色々な影響を与えることができる。僕がやっていることは何の生産性もない自己満足の夢に過ぎない。だからこうして日記をできるだけ書いて、自己満足だけでなく、「バイク好きの人と旅行好きの人に、僕のささやかな感動を分けたい」と思っている。
さて、17時に到着したも住所を聞いていなかったので、ヨウさんのアパートがどこにあるか分からず、電話をかける。だが、今日彼はアルバイトで、家にはいない。どうしたかというと、ヨウさんが気を利かせてくれて、携帯電話を彼女であるシュさんに渡しておいてくれたのである。電話をかけるとシュさんが出て、行き方を教えてもらうが、シュさんも地元の人ではないので、僕がどこにいるか分からなかった。幸いにもヨウさんのルームメイト、「アキラ」さんがいたので、アキラさんに教えてもらった。偶然にも電話をかけた場所はヨウさんの住んでいるアパートに程近い場所であった。電話を切り、教えてもらった場所目指し進むと、シュさんがいた。1ヶ月半ぶりに見るシュさんは授業の時と同じだった。が、日本語を話すより中国語でもっぱら話していた。「です・ます形」で話すのはやっぱり不自然だもんなぁ。
エレベータで上がり、部屋にお邪魔させていただく。寝るのはリビングルームだけだと言うものの、寝かせてもらうスペースを頂けるだけでも有難い。荷物を置き、アキラさんに挨拶をしてからシャワーを浴びさせてもらう。今日の走行は蒸し暑くて汗かいたから、今日のシャワーは気持ちが良かった。
シャワーの後は明日の進路と宿の予定を立てた。それからシュさんと一緒に近くのスーパーに行く。この辺は非アジア人が多く、治安が特に悪いそうだ。アメリカでもワースト10に入るくらい犯罪が多いらしい。確かに道端で、何をするでもなくボーっと座って、人々を見ている人が多かった。
スーパーで面白い物があった。無人のレジである。自分で選んだものを、自分でバーコードを通し、買い物袋に入れて、精算という仕組みだ。どういう仕組みか分からないが、ズルできないようにもなっている。
夕食はシュさんが作ってくれた。トマトと卵を炒めた物とチャーハン、爆葱牛肉?の3品であった。味は結構おいしく、久しぶりに米が食べられた事に喜びを覚えた。やっぱり日本男児たるもの、米を食ってナンボかな。ハンバーガーもいいけど、やっぱり米かな。
23時にアルバイトからヨウさんが帰宅。高級タイ料理でアルバイトしているらしく、今日のチップを見せてくれた。思ったより多くのチップがあったので驚いたが、アルバイトの時給を聞いて更にびっくり。本当にチップがないとウェイター・ウェイトレスの給料が成り立たない仕組みだ。
アルバイトから帰ってきて疲れているであろうにも関わらず、僕と一緒にビールを飲んで、色々とおしゃべりをした。話を聞けば聞くほど、すごい人だと思った。英語がなかなか上達しないとは言ってるものの、それは恐らく謙遜であろう。英語が上達してなければ、大人数の協力が必要な映画制作を異国の地では作れないはずだ。
24時ちょっと前にルームメイトであるアキラさんも帰ってきた。アキラさんはこちらで美術を専攻していて、人柄もよく、おっとりしている人だ。芸術家らしく、部屋には数点の作品が置かれていた。そんな芸術関係の日本人2人と芸術の「げ」の字もないアキバ系の僕で色々と語り合う光景は何とも奇怪だったかもしれない。だがシュさんには悪いとは思うが、僕にとっては非常に有意義だった。自己表現の方法は本当にたくさんあるんだなと思った。絵でも良いし、映画でも良いし、写真でも良いし、文章でも詩でも、はたまた演劇、料理でも良い。この旅を通じて、何か自分で自己表現を確立したいものである。
ビールはヨウさんが昔住んでいたボストンのビール。アメリカのビールと言えば、バドワイザーやミラーなど比較的軽いものが多いが、このボストンのビール、麦芽の味が濃く、ビールらしいビールと言える。おいしくって、いつのまにか4本も空けていた。タダで泊めてもらった上に、ビールまでご馳走になって、なんだか申し訳ない。
3時に就寝。今日は非常にリラックスしながら楽しい時間が過ごせた。ヨウさん、アキラさん、シュさん、本当にありがとう!
Rest Areaでバイクのシートに跨りながら、地図を見ていると「これ、Rebelでしょ?いつ買ったの?」と聞いてくるおじさんがいた。おお、Rebelを知っているおじさんがいるのにはびっくりしたが、このおじさん、古いモデルのRebelを持っていて、今のRebelとの違いを教えてくれた。おじさんが買った頃のはリヤタイヤが前輪と同じように細いものだそうだ。今のは、かなり太くなっていて安定するようになったと思う。他にも現地人男性が陽気に「Hey、これ、1ガロンでどのくらい走るんだい?」とか「これからどこに行くんだい?」って聞いてきたりした。こういう何気ない人とのコミュニケーションというのはアメリカ旅行での楽しみの一つでもあると思えるようになってきた。僕がもっと英語が上手だったら、もっと楽しい旅行になっているであろう。
Rest Areaを過ぎてMaconというところでひとまず給油。ここも先払いで、4ドル分、購入。給油が終わったら、今度は高速を使わずUS-80という一般道をひたすら走る。かなりの田舎道で、交通量はそんなに多くなかったが、対向車線は若干多かったように思えた。
US-80号線
こんな所で写真を撮る人は滅多にいないでしょう
ひたすらまっすぐな道
牛さんがこちらをずっと見てた。
サバンナへ程近いStatesboroという所で給油とかなり遅い昼食。もうすぐで15時になろうかという時間にやっと昼食。またしてもマクドナルド。
恐らくこのマクドナルド。
似たような店舗ばかりなので、記憶が定かではない。
この彼氏さんは日本人で、同じ埼玉に住んでいる。彼は埼玉真ん中のK市、僕は西部のK市。そんな同郷の人と、初対面ではあるものの、アメリカ、しかもあまり有名ではないサバンナという町で会えるのは何とも不思議な感じだ。
シュさんの彼氏であるヨウさんはこちらで映画を勉強しており、自分の夢に向かって一生懸命進んでいる人だ。僕の夢はバイクで世界を回ること。彼は映画作成。同じ夢でも、スケールが違う。僕の方は他人に与える価値も感動も何もない。だが、映画は人を喜ばせ、悲しませ、泣かせ、考えさせ、感動させ、、、、、色々な影響を与えることができる。僕がやっていることは何の生産性もない自己満足の夢に過ぎない。だからこうして日記をできるだけ書いて、自己満足だけでなく、「バイク好きの人と旅行好きの人に、僕のささやかな感動を分けたい」と思っている。
さて、17時に到着したも住所を聞いていなかったので、ヨウさんのアパートがどこにあるか分からず、電話をかける。だが、今日彼はアルバイトで、家にはいない。どうしたかというと、ヨウさんが気を利かせてくれて、携帯電話を彼女であるシュさんに渡しておいてくれたのである。電話をかけるとシュさんが出て、行き方を教えてもらうが、シュさんも地元の人ではないので、僕がどこにいるか分からなかった。幸いにもヨウさんのルームメイト、「アキラ」さんがいたので、アキラさんに教えてもらった。偶然にも電話をかけた場所はヨウさんの住んでいるアパートに程近い場所であった。電話を切り、教えてもらった場所目指し進むと、シュさんがいた。1ヶ月半ぶりに見るシュさんは授業の時と同じだった。が、日本語を話すより中国語でもっぱら話していた。「です・ます形」で話すのはやっぱり不自然だもんなぁ。
エレベータで上がり、部屋にお邪魔させていただく。寝るのはリビングルームだけだと言うものの、寝かせてもらうスペースを頂けるだけでも有難い。荷物を置き、アキラさんに挨拶をしてからシャワーを浴びさせてもらう。今日の走行は蒸し暑くて汗かいたから、今日のシャワーは気持ちが良かった。
シャワーの後は明日の進路と宿の予定を立てた。それからシュさんと一緒に近くのスーパーに行く。この辺は非アジア人が多く、治安が特に悪いそうだ。アメリカでもワースト10に入るくらい犯罪が多いらしい。確かに道端で、何をするでもなくボーっと座って、人々を見ている人が多かった。
スーパーで面白い物があった。無人のレジである。自分で選んだものを、自分でバーコードを通し、買い物袋に入れて、精算という仕組みだ。どういう仕組みか分からないが、ズルできないようにもなっている。
今では普通になってきているセルフレジ。
当時は驚きであった。
夕食はシュさんが作ってくれた。トマトと卵を炒めた物とチャーハン、爆葱牛肉?の3品であった。味は結構おいしく、久しぶりに米が食べられた事に喜びを覚えた。やっぱり日本男児たるもの、米を食ってナンボかな。ハンバーガーもいいけど、やっぱり米かな。
23時にアルバイトからヨウさんが帰宅。高級タイ料理でアルバイトしているらしく、今日のチップを見せてくれた。思ったより多くのチップがあったので驚いたが、アルバイトの時給を聞いて更にびっくり。本当にチップがないとウェイター・ウェイトレスの給料が成り立たない仕組みだ。
24時ちょっと前にルームメイトであるアキラさんも帰ってきた。アキラさんはこちらで美術を専攻していて、人柄もよく、おっとりしている人だ。芸術家らしく、部屋には数点の作品が置かれていた。そんな芸術関係の日本人2人と芸術の「げ」の字もないアキバ系の僕で色々と語り合う光景は何とも奇怪だったかもしれない。だがシュさんには悪いとは思うが、僕にとっては非常に有意義だった。自己表現の方法は本当にたくさんあるんだなと思った。絵でも良いし、映画でも良いし、写真でも良いし、文章でも詩でも、はたまた演劇、料理でも良い。この旅を通じて、何か自分で自己表現を確立したいものである。
ビールはヨウさんが昔住んでいたボストンのビール。アメリカのビールと言えば、バドワイザーやミラーなど比較的軽いものが多いが、このボストンのビール、麦芽の味が濃く、ビールらしいビールと言える。おいしくって、いつのまにか4本も空けていた。タダで泊めてもらった上に、ビールまでご馳走になって、なんだか申し訳ない。
3時に就寝。今日は非常にリラックスしながら楽しい時間が過ごせた。ヨウさん、アキラさん、シュさん、本当にありがとう!
本日の走行距離: 282マイル(451km)
総走行距離:4583マイル(7332km)
ヨウさんの家の近くの公園を訪れた場所にしています。
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