2005年7月14日(木)
9時15分起床。アトランタの宿の予約をする。チェックインは17時からだとの事。早くアトランタに着いても、困るなぁと思い、今日は高速ではなく、一般道(それでもHigh Wayという名前だが・・・・)で行くことに決めた。とりあえず宿がKnoxvilleの北に位置しているので、高速を使って南に抜けなければならなかった。この時の高速が怖かった、怖かった。雨の高速走行って慣れないものだ。
411号線をずっと南下した。ここの道は途中片道2車線になったり、1車線になったりと、そんなに交通量が多いわけではない。だが、アメリカの田舎町を見ながら進めるのは、高速では味わえない喜びだ。途中、お化け屋敷みたいな家も見たし、ガレージセールをやっているのも見たし。後半の旅はこういった道を走り、写真をもっと撮ろうと思う。
アパラチア山脈を越えた辺り(丁度テネシー州とジョージア州の境くらい)で、雨が止み、晴れ間も見えてきた。空を見ると雨が降りそうな気配じゃないので、Etonという場所で給油。ならびにフル装備から、レインウェア、レインパンツ、ブーツカバーを外し、グローブを晴天用のものに替えた。
う~~ん、今持っているレインウェア、小降りに対しては効果的なのかもしれないが、大降りに対してはちょっと弱い。縫い目から若干水が浸透してきて、ウェアの下のジーンズ、ジャケットがちょっと濡れている。もしハリケーンの日に乗らなければならなかったら。。。。。恐らく全身ビショビショであろう。
ちなみに先日大きな被害をもたらしたDennisという名のハリケーン。もう終わったと思ったら、今度はEmilyという名の新しいハリケーンがアメリカ南部を目指し、北上中。下手したらキーウェスト辺りでばったり出くわす可能性大である。頼むから来ないでくれ!
411号線をそのまま南下すると高速75号線にぶつかるのだが、時計は15時前を指す。このまま行ったら17時前に到着してしまう。どうしようと走りながら悩んだ末、進路を西に取り75号線の休憩所(Rest Area)で時間をつぶすことにした。そういえば昼食もまだ食べてなかったし。
Rest Areaではもう良い感じに空が晴れ、汗ばむくらいの陽気になっていた。昨日の残りのフライドチキンを水だけで頂くのは味気ないので、自販機でコーラを購入。1.25ドル。きわめて不健康な食事ではあるものの、非常に満足だ。それからベンチで横になりながら、アトランタの先のSavannahの宿を探す。
土曜到着予定なので、意外とクーポンが使えないケースがある。絞り込めないまま時間が16時になりそうだったので、Rest Areaを出て北上し、出口を降りて、今度は反対側の車線を走り南下。ここからアトランタまでは60マイル(100km)ほどだ。最近は60マイルが遠くないように思えてきたが、日本で100kmの移動と言ったら、かなりの距離ですよね。それが遠くないと感じるのは日々の長距離移動が原因か?
アトランタに入ると、対向車線は物凄い渋滞。17時と言うことは帰宅する自動車か何かであろう。僕は逆に市内に向かうのでスイスイと高速を走る。しかし、もっと市内に入ると、自分の走行車線も渋滞。ノロノロ運転で、目的の出口に達するまで些か時間がかかった。幸い出口は北側にあったので、そんなに1時間も2時間もかかったわけではない。もし南側に宿があったなら・・・・・・・。恐らくバイパスを使わず、市内を通って出口に向かっていたであろう。
中心部の高速は道幅が広い。高速と高速が合流するところなどでは片道10車線くらいはあると思う。だからだと思うのだが、同じ目的地なのに、案内標識が2つあったりする。例えば、僕の場合、75号線Southという高速を走りたいのだが、一番左側に「75号線Southはこちらのレーン」と書いてあり、また一番右側にも「75号線Southはこちらのレーン」と書いてある。どちらに行って良いか分からず、車の流れに従って、走るだけだった。初めてこんな案内標識にあった時は片方の案内標識を見逃しており、「あっ、行く方向間違った」と思い込み、一旦高速を降りて、Uターンして、反対車線を走り、また高速を降りて、また分岐点へ戻ろうとした。だが、降りてすぐに、どちらへ進んでも良い事が分かり、あとは標識どおりに走った。
幸い今日は交通量が若干多かったので、比較的ゆっくり標識を見ることができたが、時速100kmで走ってる時に、こんな状態に置かれたら、、、、、恐らく迷ってしまうであろう。
宿は高速の出口を降りて10分も走らないところにあった。昔はアメリカ・ユースホステル協会公認であったが、今は個人経営になったのか、YHの看板はなかった。僕にしてみれば公認だろうが、なかろうが、安い宿には変わらないので、あまりこだわる必要がない。
フロントは本当にアットホーム、悪く言えばいい加減。チェックインも無事に済まし、駐車について聞いたら、目の前の道路に1ドルで停められるとの事。1日1ドルかと思ったら、4日間有効らしい。チェックアウトが16日の朝なのに、駐車証明書みたいなものには「14日から17日まで宿泊しているゲストです」と書いてあるからだ。なるほど。これなら便利だ。
現在は既に閉業となっている。
住所:223 Ponce De Leon Ave NE
Atlanta, GA 30308
荷物を部屋に置き、とりあえず付近の散策。喉がカラカラに渇いていたので、コンビニを探そうとしたが、見つからず。逆にスーパーを発見。ここでゲーターレードを購入。冷え冷えのを喉に通すと、なんとも爽快、そして美味。これがビールだったら、さぞかしおいしいことであろう。だが、このスーパーで売っているのは350ml×6缶や350ml×24缶みたいな形である。もしかしたら1缶でも買えるのかもしれない。まだバイクに乗るかもしれないので、とりあえずビール購入は止めておく。またの機会にしよう。
宿に戻り、ソファーのある部屋で、これからの進路をひたすら考えていたら、いつの間にか21時を過ぎていた。晩飯をまだ食べてない。だが、ここは緯度が高いわけじゃないから、外はもう暗い。どうするべきか。
さんざん迷った挙句、外へ出ることに決めた。だが、外を1、2分歩いただけでは、ファーストフード店などが見当たるはずもなく、何だか怖くなって宿に引き返す。だが、何も食べないで夜を過ごすのも、とてもひもじい。宿の門の前に、オレンジの自分のバイクがあるのを思い出す。そうだ。バイクならいざと言うときも逃げられる可能性が高い。
ヘルメットを取って、エンジンスタート。意外や意外。さっき歩いた方向とは逆のところにKFCやTaco Bellなどが見つかった。とは言うものの、臆病者の僕が夜間歩いて行ける距離ではない。バイクがあったからこそ、たどり着けた有難い夕食。Taco Bellというところにする。タコス3つとソフトドリンクがついて4ドル。前回Taco Timeという所で食べたタコスとは全然違って、皮がパリパリでおいしかったし、値段もお手頃価格。Taco Bell、これから結構使わせてもらうかも。日本じゃなかなか味わえないものですからね。
今日一日のタイトルを「夜のアトランタ」と書いたが、なんでもない。自分にとっては、夜の外出が非常に怖いので、今日の行為はとても印象深い。特にすれ違ったのが、非アジア系の人たち。非アジア系の人たち全員が悪い人というわけじゃないのは分かっている。でも、やっぱりすれ違ったりする時はビクビクしてしまう。まぁ、どんな人種だろうと、警戒するに越したことはない。
恐らく夜のアメリカを歩くのはあと数回になるであろう。できれば歩きたくない。好奇心から犯罪に巻き込まれたんじゃ、元も子もないですから。
明日も引き続きアトランタから。コカコーラの博物館へ行く予定だ。
411号線をずっと南下した。ここの道は途中片道2車線になったり、1車線になったりと、そんなに交通量が多いわけではない。だが、アメリカの田舎町を見ながら進めるのは、高速では味わえない喜びだ。途中、お化け屋敷みたいな家も見たし、ガレージセールをやっているのも見たし。後半の旅はこういった道を走り、写真をもっと撮ろうと思う。
こんな道を走り続ける
アパラチア山脈を越えた辺り(丁度テネシー州とジョージア州の境くらい)で、雨が止み、晴れ間も見えてきた。空を見ると雨が降りそうな気配じゃないので、Etonという場所で給油。ならびにフル装備から、レインウェア、レインパンツ、ブーツカバーを外し、グローブを晴天用のものに替えた。
う~~ん、今持っているレインウェア、小降りに対しては効果的なのかもしれないが、大降りに対してはちょっと弱い。縫い目から若干水が浸透してきて、ウェアの下のジーンズ、ジャケットがちょっと濡れている。もしハリケーンの日に乗らなければならなかったら。。。。。恐らく全身ビショビショであろう。
ちなみに先日大きな被害をもたらしたDennisという名のハリケーン。もう終わったと思ったら、今度はEmilyという名の新しいハリケーンがアメリカ南部を目指し、北上中。下手したらキーウェスト辺りでばったり出くわす可能性大である。頼むから来ないでくれ!
411号線をそのまま南下すると高速75号線にぶつかるのだが、時計は15時前を指す。このまま行ったら17時前に到着してしまう。どうしようと走りながら悩んだ末、進路を西に取り75号線の休憩所(Rest Area)で時間をつぶすことにした。そういえば昼食もまだ食べてなかったし。
Rest Areaではもう良い感じに空が晴れ、汗ばむくらいの陽気になっていた。昨日の残りのフライドチキンを水だけで頂くのは味気ないので、自販機でコーラを購入。1.25ドル。きわめて不健康な食事ではあるものの、非常に満足だ。それからベンチで横になりながら、アトランタの先のSavannahの宿を探す。
Rest Areaで休憩中
マフラーがだいぶ汚れている
土曜到着予定なので、意外とクーポンが使えないケースがある。絞り込めないまま時間が16時になりそうだったので、Rest Areaを出て北上し、出口を降りて、今度は反対側の車線を走り南下。ここからアトランタまでは60マイル(100km)ほどだ。最近は60マイルが遠くないように思えてきたが、日本で100kmの移動と言ったら、かなりの距離ですよね。それが遠くないと感じるのは日々の長距離移動が原因か?
アトランタに入ると、対向車線は物凄い渋滞。17時と言うことは帰宅する自動車か何かであろう。僕は逆に市内に向かうのでスイスイと高速を走る。しかし、もっと市内に入ると、自分の走行車線も渋滞。ノロノロ運転で、目的の出口に達するまで些か時間がかかった。幸い出口は北側にあったので、そんなに1時間も2時間もかかったわけではない。もし南側に宿があったなら・・・・・・・。恐らくバイパスを使わず、市内を通って出口に向かっていたであろう。
中心部の高速は道幅が広い。高速と高速が合流するところなどでは片道10車線くらいはあると思う。だからだと思うのだが、同じ目的地なのに、案内標識が2つあったりする。例えば、僕の場合、75号線Southという高速を走りたいのだが、一番左側に「75号線Southはこちらのレーン」と書いてあり、また一番右側にも「75号線Southはこちらのレーン」と書いてある。どちらに行って良いか分からず、車の流れに従って、走るだけだった。初めてこんな案内標識にあった時は片方の案内標識を見逃しており、「あっ、行く方向間違った」と思い込み、一旦高速を降りて、Uターンして、反対車線を走り、また高速を降りて、また分岐点へ戻ろうとした。だが、降りてすぐに、どちらへ進んでも良い事が分かり、あとは標識どおりに走った。
幸い今日は交通量が若干多かったので、比較的ゆっくり標識を見ることができたが、時速100kmで走ってる時に、こんな状態に置かれたら、、、、、恐らく迷ってしまうであろう。
宿は高速の出口を降りて10分も走らないところにあった。昔はアメリカ・ユースホステル協会公認であったが、今は個人経営になったのか、YHの看板はなかった。僕にしてみれば公認だろうが、なかろうが、安い宿には変わらないので、あまりこだわる必要がない。
フロントは本当にアットホーム、悪く言えばいい加減。チェックインも無事に済まし、駐車について聞いたら、目の前の道路に1ドルで停められるとの事。1日1ドルかと思ったら、4日間有効らしい。チェックアウトが16日の朝なのに、駐車証明書みたいなものには「14日から17日まで宿泊しているゲストです」と書いてあるからだ。なるほど。これなら便利だ。
住所:223 Ponce De Leon Ave NE
Atlanta, GA 30308
荷物を部屋に置き、とりあえず付近の散策。喉がカラカラに渇いていたので、コンビニを探そうとしたが、見つからず。逆にスーパーを発見。ここでゲーターレードを購入。冷え冷えのを喉に通すと、なんとも爽快、そして美味。これがビールだったら、さぞかしおいしいことであろう。だが、このスーパーで売っているのは350ml×6缶や350ml×24缶みたいな形である。もしかしたら1缶でも買えるのかもしれない。まだバイクに乗るかもしれないので、とりあえずビール購入は止めておく。またの機会にしよう。
宿に戻り、ソファーのある部屋で、これからの進路をひたすら考えていたら、いつの間にか21時を過ぎていた。晩飯をまだ食べてない。だが、ここは緯度が高いわけじゃないから、外はもう暗い。どうするべきか。
さんざん迷った挙句、外へ出ることに決めた。だが、外を1、2分歩いただけでは、ファーストフード店などが見当たるはずもなく、何だか怖くなって宿に引き返す。だが、何も食べないで夜を過ごすのも、とてもひもじい。宿の門の前に、オレンジの自分のバイクがあるのを思い出す。そうだ。バイクならいざと言うときも逃げられる可能性が高い。
ヘルメットを取って、エンジンスタート。意外や意外。さっき歩いた方向とは逆のところにKFCやTaco Bellなどが見つかった。とは言うものの、臆病者の僕が夜間歩いて行ける距離ではない。バイクがあったからこそ、たどり着けた有難い夕食。Taco Bellというところにする。タコス3つとソフトドリンクがついて4ドル。前回Taco Timeという所で食べたタコスとは全然違って、皮がパリパリでおいしかったし、値段もお手頃価格。Taco Bell、これから結構使わせてもらうかも。日本じゃなかなか味わえないものですからね。
今日一日のタイトルを「夜のアトランタ」と書いたが、なんでもない。自分にとっては、夜の外出が非常に怖いので、今日の行為はとても印象深い。特にすれ違ったのが、非アジア系の人たち。非アジア系の人たち全員が悪い人というわけじゃないのは分かっている。でも、やっぱりすれ違ったりする時はビクビクしてしまう。まぁ、どんな人種だろうと、警戒するに越したことはない。
恐らく夜のアメリカを歩くのはあと数回になるであろう。できれば歩きたくない。好奇心から犯罪に巻き込まれたんじゃ、元も子もないですから。
明日も引き続きアトランタから。コカコーラの博物館へ行く予定だ。
総走行距離:4301マイル(6881km)
0 件のコメント:
コメントを投稿